【建設ニュース】外国人技能者が熱絶縁施工1級にW合格!現場の頼れる存在へと成長

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外国人技能者が1級にダブル合格!建設業界でキャリアアップを実現

2024年10月、建設業界にとって嬉しいニュースが届きました。ナイガイに在籍するナイガイ・グエンカイン・クエットさんチョウタイン・ロンさんの2名が、熱絶縁施工技能士1級に合格。これは、特定技能外国人としては全国初の快挙です。

この1級資格は、日本人でも取得が難しいとされる国家資格の一つ。中でも学科試験では、専門用語の多い日本語での出題に苦戦する人も多い中、2人は先輩社員のサポートを受けながら地道に学び、見事合格を果たしました。

これにより、今後は特定技能2号への移行など、さらに高いレベルでの仕事や長期滞在も可能になる道が開けます。

夢を持って日本へ。「技術と経験を将来に活かしたい」

クエットさんとロンさんは、ともに2017年にベトナムから来日しました。当時は、韓国や台湾など他の国も選択肢にあった中で、「治安がよく安心できるから」と日本を選んだそうです。

来日直後は、日本の現場ならではの専門用語に戸惑い、「どう話しかければいいか」「指示をどう理解すればいいか」といったコミュニケーションの壁にぶつかりました。それでも少しずつ現場に慣れ、仕事を覚え、今では「チームで協力して仕事ができるのが嬉しい」と語るほどに。

ロンさんは「いつかベトナムに戻って自分の会社をつくりたい」、クエットさんは「もっと長く日本で働いて、スキルも収入も高めたい」と話し、それぞれが未来の目標をしっかりと描いています。

外国人技能者が60人以上活躍中!ナイガイの多国籍な現場力

現在、ナイガイには約60人の外国人技能者が在籍。多くが技能実習を経て特定技能へと移行し、そのまま日本での就業を続けています。実際に、6割以上の実習生が特定技能に進んでいるとのこと。

その中でも、1級合格という実績を持ち、現場でも信頼されているクエットさんとロンさんは、若手外国人技能者たちのロールモデルとも言える存在です。

クエットさんは「保温工としての技術が向上していると実感できるのが嬉しい。現場がきれいに仕上がって完成していく様子を見るとやりがいを感じる」と語ります。

異国の地でスキルを磨き、自信をつけた2人の今後の活躍が、建設業界におけるグローバル人材の可能性をますます広げていきそうです。

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