2025年度、南牧村（村長：長谷川最定氏）は、地域の発展に向けた大規模な予算案を発表しました。これには、学校や防災設備、住宅に関する重要な建設事業が含まれており、地域振興を支える大きな投資が行われます。
主要な予算案と建設プロジェクト
南牧村の2025年度の予算案は、合計で29億5000万円となり、前年度に比べて23.4％の増加が見込まれています。特に、建設事業に関する予算が大きく増えており、村のインフラ整備が強化されます。
1. なんもく学園の校庭整備と校舎解体
最初の目玉は、「なんもく学園校庭整備」プロジェクトです。このプロジェクトでは、古くなった南牧小学校の校舎を解体し、教育環境を改善するために新たな校庭整備が進められます。事業費は2億2407万円が予定されています。新しい施設が完成すれば、子どもたちがより快適に学べる環境が整います。
2. 防災行政無線のデジタル化
次に注目すべきなのは、「防災行政無線デジタル化整備」です。南牧村では、現在、地域の防災情報を既存のアナログ放送や、なんもくふれあいテレビを通じて提供していますが、これをデジタル化し、より迅速で正確な情報伝達を目指します。新たに3億9825万5000円がこのプロジェクトに充てられ、デジタル化によって災害時の対応が大幅に改善されることが期待されます。
3. 住宅の新設と移住促進
さらに、移住定住促進を目指した住宅事業も重要なポイントです。空き家を活用した改修工事に2829万円、村営住宅の新設には5452万8000円が計上されています。これにより、地域に新しい住民が増え、地元経済やコミュニティの活性化が期待されます。
4. 交通インフラの整備
南牧村では、道路のメンテナンスや改良にも力を入れています。例えば、村内の道路整備に8700万円、林道改良に4200万円、村道の改良に4000万円が予定されています。これにより、交通の利便性が向上し、地域住民の生活がより便利になります。
5. 自然公園施設の改修
また、村内の自然公園施設も改修が進められ、1100万円が充てられます。これにより、観光施設の魅力が高まり、観光客の誘致にも繋がるでしょう。
まとめ
2025年度の南牧村の予算案には、地域のインフラ整備や教育、防災、住宅などさまざまな分野にわたる重要な建設事業が盛り込まれています。これらの事業が進むことで、地域の活性化が期待され、住民の生活向上にも大きく貢献するでしょう。
