群馬県渋川地区の公共工事計画が発表!2025年度の建設プロジェクトとは?

群馬 建設ニュース

群馬県渋川市、吉岡町、榛東村を管轄する「渋川地区広域市町村圏振興整備組合」は、2025年度の当初予算を発表しました。今回の予算には、新しい最終処分場の基本設計費や消防庁舎の解体、しらゆり聖苑の設備更新など、地域のインフラ整備に関わる重要なプロジェクトが含まれています。本記事では、これらの計画を詳しく解説します。

1. 次期最終処分場の計画概要

現在、渋川地区では「エコ小野上処分場」が稼働していますが、将来的な廃棄物処理能力の確保のため、新たな最終処分場の建設が計画されています。新処分場の候補地は吉岡町上野田地区となっており、2025年度の予算では基本設計委託料として5,500万円が計上されました。

施設の規模と特徴

  • 敷地面積:約25,000㎡(東京ドーム約半分の広さ)
  • 埋立容量:約60,000立方メートル(10トンダンプ約6,000台分)
  • 構造:鉄骨造(S造)平屋建て、床面積約7,000㎡
  • 対象区域:渋川市・吉岡町・榛東村の全域

2. 建設スケジュール

  • 2025年度:基本設計の委託、建設地および周辺道路(町道1149号線)拡幅の用地取得
  • 2026年度:実施設計
  • 2027年度~2029年度:建設工事
  • 2030年度:供用開始予定

この計画が進めば、廃棄物処理の効率が向上し、地域の環境保全にも寄与することが期待されています。

3. 消防庁舎の解体工事

渋川市伊香保町の旧消防西分署の解体工事も2025年度に実施されます。この建物はRC造2階建てで、延べ床面積352.46㎡。解体後の跡地は渋川市に返却され、今後の活用方法について検討される予定です。

4. しらゆり聖苑の設備更新

しらゆり聖苑(渋川市白井)では、監視カメラの更新や空調設備の改修工事が行われます。これに伴い、1億5,945万6,000円の予算が確保されました。施設の安全性や快適性が向上し、利用者にとってより良い環境が整備される見込みです。

5. その他の関連工事

このほかにも、以下のような工事が計画されています。

  • 焼却施設維持管理事業:工事費1億4,919万1,000円
  • 環境クリーンセンター管理事業:工事費1億1,873万4,000円
  • 清掃センター長寿命化事業:測量設計委託料1,076万5,000円

6. まとめ

今回発表された2025年度の当初予算には、群馬県渋川地区のインフラ整備に関わるさまざまな計画が含まれています。特に、新しい最終処分場の建設は、今後の地域環境や廃棄物処理のあり方に大きな影響を与える重要なプロジェクトとなるでしょう。

これらの工事が順調に進めば、住民の生活環境の向上だけでなく、地域経済の活性化にも寄与すると考えられます。今後も群馬県の建設業界の動向に注目していきましょう。

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