【群馬建設ニュース】伊勢崎市の市民プラザ体育館で屋根改修工事を計画

群馬 建設ニュース

市民プラザ体育館で屋根改修工事が実施へ

群馬県伊勢崎市は、市民プラザ(伊勢崎市冨塚町220-13)の体育館において、屋根の改修工事を計画しています。現在、2025年度(令和7年度)早期の工事発注に向けて準備が進められています。

当初予算案には、工事費として約2億5000万円が計上されており、併せて体育館内装の改修に向けた基本・実施設計委託料として約3400万円、さらに施設南側駐車場の地質調査委託料として約1100万円が予算案に盛り込まれています。

市民プラザ体育館の概要

市民プラザは「本館」と「体育館」の2棟で構成されており、今回の工事は体育館が対象です。

体育館の特徴は以下の通りです。

  • 構造:鉄筋コンクリート造(RC造)2階建て
  • 延床面積:3003.56㎡
  • 建設年:1993年(平成5年)
  • 施設内容
    • 1階:柔道場・剣道場(各585㎡、試合場2面あり)
    • 2階:アリーナ(1140㎡)

現在、体育館には空調設備が設置されておらず、特に夏場は利用者にとって過酷な環境となっています。また、建設から30年以上が経過し、雨漏りなどの老朽化が進んでいます。このため、2024年度(令和6年度)には伊勢崎市内の建築設計会社「零設計」に基本・実施設計が委託されました。

屋根改修工事の詳細

今回の改修では、カバー工法を用いた屋根改修が予定されています。カバー工法とは、既存の屋根の上に新たな屋根材を被せる工法で、既存屋根の撤去作業が不要なため、工期の短縮やコスト削減のメリットがあります。

  • 改修面積:1712.2㎡
  • 塗膜防水施工面積:824㎡
  • 工事期間:2025年度内で完了予定
  • 予算内訳
    • 工事費:2億4808万3000円
    • 工事監理業務委託料:1186万9000円

体育館内装工事と駐車場調査の計画

屋根改修と並行して、体育館の内装工事も計画されています。2025年度には、老朽化に対応するための基本・実施設計が委託され、施工内容は設計段階で具体的に決定されます。工事の発注は2026年度以降を予定しています。

また、体育館南側の駐車場に関しても、今後の用地活用を検討するためにボーリング調査による地質調査が実施される予定です。調査結果を基に、今後の土地利用について検討が進められます。

まとめ

伊勢崎市の市民プラザ体育館では、屋根改修を中心とした老朽化対策が進められています。2025年度には屋根工事が実施される予定で、今後は内装の改修や駐車場の活用についても具体的な方針が決まっていくでしょう。

今後も群馬県内の建設ニュースをお届けしていきますので、最新情報にご注目ください。

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