2025年度 群馬県県土整備部の人事異動予想 – 技監候補は鈴木氏と佐々木氏が有力

群馬 建設ニュース

年度末が近づくとともに、群馬県の建設業界でも人事異動に関する関心が高まっています。特に県のインフラ整備を担う「県土整備部」における幹部職の人事は、多くの事業に影響を与える重要なポイントです。2025年度は「県土整備プラン2025」がスタートする初年度であり、この計画を円滑に進めるための人事異動が行われると考えられます。

本記事では、県土整備部の幹部職員の人事異動に焦点を当て、技監や各土木事務所長の後任候補について予想していきます。


技監の後任候補は鈴木修氏か佐々木実氏

県土整備部では、技術職系幹部職員のうち11人が2024年度末で定年を迎えます。その中でも特に注目されるのが、後藤剛技監の後任です。

後任候補として名前が挙がるのは、

  • 鈴木修氏(道路整備課長)
  • 佐々木実氏(砂防課長)

鈴木氏は道路整備課長を3年務め、道路事業の経験が豊富であることが強みです。一方の佐々木氏は調整能力が高く、砂防事業に精通しています。しかし、「県土整備プラン2025」では多くの道路整備事業が計画されており、その点を踏まえると、道路整備の専門家である鈴木氏が技監のポストに就く可能性が高いと考えられます。

技監交代の影響と課題

もし鈴木氏が技監に就任すれば、道路整備課長のポストが空席になります。その後任には、安中土木事務所長の川端宏充氏が適任と考えられます。川端氏は道路交通計画や道路整備の実務経験が豊富であり、上信自動車道嬬恋バイパス整備などの重要なプロジェクトを推進する役割を担うことが期待されます。

また、定年を迎える石坂聡高崎土木事務所長の後任には、主要地方道高崎神流秩父線の整備などに携わった**金井亘氏(都市整備課長)**が候補に挙がっています。


県内各土木事務所の所長人事予想

2025年度の人事異動では、県内9つの土木事務所で所長の交代が予想されます。主な異動予想は以下の通りです。

  • 前橋土木事務所長 … 本木秀典氏(太田土木事務所長)
  • 渋川土木事務所長 … 丸山理之氏(都市整備課都市プロジェクト推進室長)
  • 伊勢崎土木事務所長 … 角田隆氏(河川課水害対策室長)
  • 藤岡土木事務所長 … 高柳政和氏(下水環境課次長)
  • 富岡土木事務所長 … 一倉史孝氏(河川課次長)
  • 安中土木事務所長 … 箱田好則氏(都市計画課道路交通計画室長)
  • 沼田土木事務所長 … 石坂幸喜氏(高崎土木事務所副所長)
  • 中之条土木事務所長 … 市川通利氏(上信自動車道建設事務所長)
  • 桐生土木事務所長 … 筑井久也氏(河川課流域治水推進主監)

特に、前橋土木事務所長には太田土木事務所長の本木氏が就任すると予想されており、本木氏の後任として**島崎昇氏(建設技術センター事務局長)**が太田土木事務所を担当すると見られます。


室長・主監・副所長の異動

また、県土整備部の各室長・主監・副所長についても異動が予想されます。

  • 都市整備課都市プロジェクト推進室長 … 寺内久夫氏(館林市都市建設部長)
  • 都市計画課道路交通計画室長 … 山木健一氏(監理課次長)
  • 河川課水害対策室長 … 奥山和彦氏(砂防課次長)
  • 盛土安全推進室長(新設) … 栁澤学氏(建築課次長)
  • 河川課流域治水推進主監 … 小林芳人氏(館林土木事務所次長)
  • 道路管理課交通安全対策室長 … 青木健二氏(契約検査課次長)

新設される「盛土安全推進室長」には、これまで3年間建築課次長を務めた栁澤学氏が適任と考えられます。また、河川課の水害対策を担当する室長には、長年河川関連業務に携わってきた奥山和彦氏が候補として有力です。


まとめ

2025年度の群馬県県土整備部の人事異動は、「県土整備プラン2025」の遂行を見据えたものとなる見込みです。技監の後任としては道路事業の知見が深い鈴木修氏が有力視され、これに伴い道路整備課長の交代など、各ポジションでの変動が予想されます。また、各土木事務所長も一斉に交代となるため、県内の建設プロジェクトに与える影響は大きいでしょう。

今後の正式発表に注目が集まります。

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