都市再生機構でまちづくりの最前線に立つ福井恵莉薫さん
福井恵莉薫さんは、都市再生機構にて、まちづくりに関わる新たな事業を提案する部署で働いています。現在の担当エリアは東京都豊島区の池袋駅東口。このエリアのまちづくりに関する検討支援を行うため、地元の関係者と積極的に対話を行っています。
彼女が日々作成している資料は、どれも視覚的にわかりやすさを重視しています。図を多用し、誰もが理解できる内容を心がけています。実際に地元の関係者からは、「この資料でよくわかったよ!」と感謝の言葉をもらうこともあり、その反応は大きな喜びだと話しています。
異動から得た成長の秘訣
福井さんは、大阪府出身で都市再生機構に入社してから9年目を迎えました。現在の部署には5年在籍していますが、最初は異動してきた当初、大きな壁に直面しました。それまでの部署では団地の管理や修繕が主な業務だったため、主に社内ルールに従って仕事を進める日々でした。しかし、まちづくりの新しい部署に異動した際は、外部の専門家や行政の関係者と関わることが多く、都市再生の制度や法律、行政手続きなどの幅広い知識が求められました。
その時、福井さんは「もっと学ばなければ」という思いを強く感じ、業務の合間を縫って学び続けました。その結果、再開発プランナーの資格を取得し、外部の関係者と専門的な会話を交わすことができるようになったのです。今では、異動してきた後輩職員のサポートも積極的に行っています。
地域に適したまちづくりを目指して
福井さんは、都心と地方のまちづくりには大きな違いがあることを実感しています。地域ごとの特色や課題を十分に理解し、その地域に最適なまちづくりを提案するには、創造的な思考力と柔軟な発想が必要です。そのため、常に新しいアイデアを考え続け、地元住民の生活向上に寄与する方法を模索しています。
「まちづくりの最適な手法を追求し、提案し続けることで、地域の魅力を引き出し、住みやすい環境を提供したい」と語る福井さん。その情熱を胸に、今後の都市再生プロジェクトに取り組み続けます。
都市再生機構 東日本都市再生本部 事業企画部 事業企画第2課
福井恵莉薫さんは、都市再生機構の一員として、日本の未来を支えるまちづくりの最前線で活躍しています。