群馬県23町村の2025年度予算まとめ – 建設事業の動向を詳しく解説

群馬 建設ニュース

群馬県内の23町村における2025年度の当初予算が発表されました。なかでも、公共工事やインフラ整備に関わる「普通建設事業費」および「工事請負費」の総額は278億5,444万7,000円となり、前年度と比較して17.8%の増加が見られました。

特に、庁舎建設などの大規模事業を進めている大泉町は、前年に比べ197.9%もの大幅な増加を記録しました。このほか、以下の町村で建設関連予算が増額されています。

2025年度建設関連予算が増加した町村

  • 上野村:16.5%増
  • 下仁田町:80.7%増
  • 南牧村:161.5%増
  • 昭和村:102.6%増
  • 玉村町:32.1%増
  • 明和町:48%増
  • 千代田町:79.2%増
  • 大泉町:197.9%増
  • 邑楽町:20.6%増

この中でも、南牧村、昭和村、大泉町の3町村では、前年に比べて予算が2倍以上となっており、地域のインフラ整備に大きな期待が寄せられています。

主要な建設プロジェクト

南牧村:旧南牧小学校の解体となんもく学園の校庭整備

南牧村では、地域の教育環境改善を目的としたなんもく学園関連の工事が進められます。旧南牧小学校の校舎を解体し、代わりに校庭を整備する計画で、2億2,407万円が事業費として計上されています。

昭和村:スポーツ施設のLED化

昭和村では、スポーツ施設の環境改善が進められます。総合運動公園のテニスコートをはじめ、5つのスポーツ施設で照明をLED化する計画です。事業費は3億1,110万円に上ります。

大泉町:調整池整備事業の第3期工事

大泉町では、大規模な調整池の整備事業が進行中です。総面積23.6ha(約7万2,500㎡)にも及ぶ大規模工事が予定されており、浸水対策や地域の治水機能向上が期待されます。

その他の注目すべき建設プロジェクト

  • 上野村:庁舎等複合施設の建設に向けた実施設計委託料として2,200万円を計上。
  • 下仁田町:下仁田駅前の活性化事業として、フリースペースや観光情報スペース、公衆トイレを含む施設整備に2億9,600万円を充当。
  • みなかみ町:月夜野小学校の建設事業として、外構工事や桃野小学校の解体工事を実施。
  • 明和町:明和西小学校の長寿命化改修を2カ年計画(総事業費11億7,700万円)。また、明和東小学校と明和中学校の改修計画も進行中。
  • 千代田町:千代田中学校と西小学校、東小学校を統合するための新校舎建設計画を本格始動。基本・実施設計に3億1,926万円を計上し、さらに用地取得も進める予定。

まとめ – 群馬県の建設業界にとっての影響

2025年度の群馬県内町村予算では、公共工事や学校施設の整備に多額の投資が行われることが明らかになりました。特に、庁舎の建設、教育施設の長寿命化、治水対策などの大規模プロジェクトが多数予定されており、地元の建設業界にとっても大きなビジネスチャンスとなりそうです。

群馬県の建設ニュースに関心がある方は、今後も当サイトで最新情報をチェックしてください。


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