甘楽町の2025年度当初予算案が明らかに

群馬 建設ニュース

群馬県甘楽町(森平仁志町長)は、2025年度の当初予算案を発表しました。一般会計予算は前年度比3.3%増の62億1900万円となり、町の発展に向けた複数の建設事業が盛り込まれています。

町道整備事業に1億4938万円を計上

甘楽町では、道路インフラの強化に向けて約1億4938万円の予算を確保しました。具体的には、以下のような工事が予定されています。

  • 町道板木・小幡新町線の新設工事:用地測量の委託や用地買収を実施。
  • スマートインターチェンジへのアクセス道路整備:北城・駒田線などの道路拡張工事に向けた詳細設計を進める。

特に、スマートインターチェンジへのアクセス強化は、町の交通利便性を向上させ、周辺地域の発展に寄与することが期待されています。

文化会館の改修に4927万円

甘楽町の文化施設の安全性向上と利便性向上のため、文化会館の改修に約4927万円を投じます。主な改修内容は以下の通りです。

  • 特定天井の耐震改修:地震時の安全性を高めるための改修。
  • 照明設備のLED化:エネルギー効率の向上と維持費削減を目的に、館内の照明をLEDに交換。

また、このLED化は文化会館だけでなく、役場庁舎や図書館にも適用され、それぞれの施設で工事が行われる予定です。

公園整備事業に9570万円

甘楽町では、住民の憩いの場を充実させるために、公園整備事業にも力を入れています。具体的には以下のような工事が予定されています。

  • 大手門周辺の公園整備工事
  • 紅葉山周辺の園路整備工事
  • 旧福島幼稚園舎跡地の公園整備工事

町の歴史や自然を生かした公園整備により、地域の魅力向上を図ります。

学校施設の改修・整備

甘楽町内の学校施設の改修にも予算が割かれました。

  • 福島小学校のプール解体工事(1368万円)
  • 新屋小学校のプール跡地を駐車場として整備(1017万円)

利用頻度の低下した施設を有効活用し、地域の利便性を高める計画です。

土地改良・林道整備

農業の発展を支えるための土地改良や林道の維持補修にも予算が計上されています。

  • 土地改良事業(3616万円):小原地区の農道整備や農業用水路の整備・更新。
  • 林道整備事業(3166万円):稲含高倉線や中郷雲津線の維持補修。

農業用水の安定供給や交通インフラの改善により、農業従事者の負担軽減が期待されます。

まとめ

甘楽町の2025年度当初予算案では、道路や公園、文化施設、学校など多岐にわたる建設事業が計画されています。特に、スマートインターチェンジへのアクセス改善や文化会館の改修は、町の発展に大きく寄与する重要な施策です。今後の工事の進捗に注目が集まります。

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