玉村町(石川眞男町長)は、2025年度の予算案を発表し、今後の地域発展に向けた重要な建設事業が盛り込まれています。これらの予算案は、町民の暮らしを支えるために必要不可欠な施設整備に向けて進められる予定です。ここでは、玉村町の予算案の中から注目すべき建設関連の事業をご紹介します。
1. 小学校体育館に空調を設置!全5校で快適な学び環境を実現
玉村町内の全小学校5校の体育館に空調設備を導入するため、1億8131万2000円が計上されました。これにより、夏の暑さや冬の寒さを防ぎ、快適な学習環境を提供することができます。特に体育館は多目的に使用されるため、冷暖房の導入が町内の教育現場にとって大きな改善点となります。
なお、この工事は2025年度内に実施される予定で、すでに2024年度には中学校の2校で空調設置工事が進められており、これで町内の小中学校の体育館全てに空調が整備されることになります。
2. 消防団の再編で安全な町作りを
玉村町は、地域の安全を守るため、消防団の施設整備にも力を入れています。玉村分団の詰所には、7773万1000円の予算が計上され、新たな消防詰所の建設が進められます。この新しい詰所は、鉄骨造りの2階建てで、延床面積は約125㎡を予定しています。場所は板井地区の第8分団敷地内に建設される予定で、消防活動の拠点となり、災害時の対応力向上に寄与することが期待されています。
3. 浄水場の更新事業で未来の水道インフラを支える
玉村町では、浄水場の更新事業にも力を入れています。1億7500万円が計上され、2025年度には、浄水場の施設整備を支援するための業務委託が行われる予定です。特に、PPP/PFI(公民連携事業)方式を導入して、効率的な施設整備を目指しています。これにより、町民の生活に欠かせない水道インフラが今後も安定供給されることが保証されます。
4. 地元の学校トイレ改修工事にも注力
また、地元の学校施設の改善も進められます。芝根小学校では、24年度に着工したトイレ改修工事に対し、5941万1000円が充当されます。この改修工事では、便器の洋式化や床の乾式化が行われ、より清潔で使いやすいトイレ環境が整備される予定です。
5. 新産業団地の構想で地域経済の発展を促進
さらに、新産業団地の構想調査事業にも予算が充てられています。937万2000円が計上され、今後の団地整備に向けて、候補地の検討や可能性調査が進められます。これにより、地域経済の活性化や新たな雇用の創出が期待されています。
6. 道路整備で快適な交通環境を提供
交通面では、町道103号線や町道3041号線の道路改良事業が行われます。これらの工事には、8193万1000円や4032万6000円が予算として充てられ、安全でスムーズな交通環境を実現するための重要な施策が進められます。