大泉町の2025年度当初予算案が公開 – 建設関連の主な取り組みを解説

群馬 建設ニュース

群馬県大泉町(村山俊明町長)は2月26日、2025年度の当初予算案を発表しました。特に建設関連の事業に多くの予算が計上され、町のインフラ整備が大きく進む見込みです。本記事では、予算案の中から建設に関連する主要な事業を分かりやすく解説します。

一般会計予算は過去最大の237億円超

大泉町の2025年度の一般会計予算は237億6,900万円となり、前年から75億2,300万円増加しました。これは対前年度比46.3%増と、大幅な増額となっています。

この増額の大きな要因の一つは、町役場庁舎の建設費用が計上されたことです。役場庁舎の建設には67億5,802万円が割り当てられており、2024年度から2年計画で進められる予定です。

北小泉地区での治水・冠水対策 – 3.7億円を投入

大泉町は、新産業団地の造成を進める北小泉地区において、調整池の建設などを含む治水・冠水対策事業を行います。この事業には3億6,912万円が計上され、集中豪雨などによる水害リスクの軽減を目指します。

また、以下の道路の冠水対策工事も予定されています。

  • 西小泉地区(町道38号線):8,116万円
  • 寄木戸地区(町道8号線):4,994万円

いずれも、大雨時の浸水被害を防ぐための対策が施される予定です。

いずみ総合公園野球場の改修 – 国民スポーツ大会に向けた準備

2029年に開催される国民スポーツ大会に向け、大泉町は「いずみ総合公園ワカキヤ大泉町民野球場」の改修を進めます。2025年度には、改修のための設計委託料として715万円を計上し、2026年度以降の着工を予定しています。

防災行政無線の新設・移設 – 役場庁舎移転に伴う対策

役場庁舎の移転に伴い、町内の防災行政無線の更新・移設工事も行われます。この事業には1億701万円が計上され、災害時の情報伝達の強化を図る計画です。

新役場庁舎南側に広場・アクセス道路を新設

新役場庁舎の南側には広場やアクセス道路の整備が計画されています。これに関連し、公有地整備事業として2億9,979万円が計上されました。庁舎周辺の利便性向上と、地域の景観整備が期待されます。

七ヶ村用水路の改修 – 町内の農業基盤強化

寄木戸地区および丘山地区を流れる七ヶ村用水路の改修事業にも、1億9,963万円の予算が充てられます。この事業では、用水路の老朽化対策と農道の改修が行われ、地域の農業環境の改善が見込まれます。

道路・橋りょう関連の主要事業

大泉町の2025年度予算には、以下の道路・橋りょう関連の事業も含まれています。

  • 道路維持事業:1億6,799万3,000円
  • 道路新設改良事業:1億6,236万4,000円
  • 橋りょう維持事業:3,150万1,000円

これらの事業を通じて、町内の道路ネットワークの維持・改善が進められる予定です。

まとめ

大泉町の2025年度当初予算では、町のインフラ整備を大幅に推進するための事業が多く盛り込まれました。特に、庁舎建設、治水・冠水対策、スポーツ施設の改修、防災無線の強化など、町民の生活に直結するプロジェクトが充実しています。今後の進捗にも注目していきたいところです。

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