群馬県伊勢崎市にある「あずまウォーターランド」(所在地:伊勢崎市田部井町3-340)が、吊り天井の改修工事を実施する予定です。この改修は、施設の安全性向上を目的としており、天井材を軽量化し、落下防止対策を強化する内容となっています。
改修の背景と予算
あずまウォーターランドは、1998年度に建設された屋内プール施設で、RC造(鉄筋コンクリート造)およびSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の平屋建てです。建物の床面積は2,256㎡で、25mプールや幼児用プール、着水プール、ウォータースライダーなどが備えられています。また、屋外にもプールを有しており、市民のレジャーや健康増進の場として利用されています。
今回の改修工事は、プール部分の吊り天井を軽量な新しい天井材に更新する計画です。施工面積は約895.59㎡が想定されています。伊勢崎市の当初予算案では、体育施設整備事業の一環として、この工事に7,428万3,000円が計上されています。設計業務は、地元伊勢崎市に拠点を置く「園部設計」が2023年度に担当しました。
今後のスケジュールと施工計画
発注時期については、2024年度の下半期に施工を予定しており、今後の調整を経て正式に決定されます。施工にあたっては、既存の吊り天井の撤去を行い、耐久性と安全性に優れた軽量天井材に更新することで、利用者の安全確保を図ります。
長期的な施設改修計画
伊勢崎市の「スポーツ振興課所管施設個別施設計画案」によると、あずまウォーターランドでは今後2035年度から2050年度にかけて、管理棟を含めた各プールの長寿命化を想定しています。プールの水槽部分にはクラック(ひび割れ)などの経年劣化が見られるため、軽微な劣化については適宜修繕を実施し、大規模な改修工事は計画的に進める方針です。また、ウォータースライダーについても、各施設の改修に合わせてリニューアルを行う予定です。
まとめ
今回の吊り天井改修工事は、あずまウォーターランドの安全性向上を目的とした重要なプロジェクトです。伊勢崎市では、市民が安心して利用できる環境を整備するため、今後も計画的な改修を進めていきます。今後の動向にも注目が集まりそうです。