【群馬建設ニュース】みどり市の2025年度当初予算案:大規模整備でまちづくりを推進

群馬 建設ニュース

みどり市(須藤昭男市長)は、2025年度の当初予算案を発表した。総額は333億2000万円で、前年度比22.2%増と過去最大規模となる。これにより、大間々グラウンドの大規模リニューアルや全天候型屋内遊び場の整備、小中学校のLED化推進など、地域の発展に向けたさまざまな事業が展開される予定だ。

大間々グラウンドのリニューアルに4億5800万円

大間々グラウンドは、スポーツや地域イベントの拠点として親しまれているが、老朽化が進んでいた。今回のリニューアルでは、以下のような大規模整備が予定されている。

  • 芝生広場(約7000㎡)の新設:市民が自由に利用できる憩いの場を提供
  • ウッドチップ歩道の整備:ジョギングや散歩に最適な環境を整備
  • ネットフェンスの設置:安全性を高め、競技環境を向上
  • 野球場の土の入れ替え:グラウンドのコンディションを改善
  • 駐車場と管理棟の改修:利用者の利便性向上

これにより、スポーツ環境が大きく向上し、地域イベントの活性化が期待される。

全天候型の屋内遊び場を計画

子育て世代の要望を受け、新たに全天候型の屋内遊び場の整備計画が進められる。2025年度は設計や調査に400万円を投じ、基本計画を策定する予定だ。雨の日でも子どもたちが思い切り遊べる施設として期待されており、建設地や規模については今後検討が進められる。

通学路の区画線リニューアルに5100万円

笠懸町や大間々町の小中学校周辺では、通学路の区画線が薄くなり、安全性に不安が生じている。このため、5年間の継続事業として区画線の引き直しや古くなった案内表示の更新が行われる。これにより、児童・生徒の登下校時の安全性が向上する。

小中学校のLED化推進に2億1500万円

公共施設の省エネ化を図るため、笠懸東小学校、笠懸中学校、笠懸南中学校、多世代交流館、大間々図書館の照明設備をLED化する。これにより、電気代の削減と環境負荷の軽減が期待される。

教育支援センターの設置に5663万円

旧笠懸幼稚園を改修し、不登校児童の支援を目的とした教育支援センターを設置する。専門のスタッフが学習支援やカウンセリングを行い、子どもたちの社会復帰をサポートする施設となる。

市民体育館の整備に4730万円

国民スポーツ大会に向け、市民体育館の改修が進められる。競技環境の向上を図ることで、地域スポーツの発展にもつながる。

建設土木関連予算

みどり市では、道路や排水路の整備にも重点を置き、以下の事業に予算を確保している。

  • 生活道路整備事業:5億9283万4000円
  • 排水路整備事業:1億5630万円
  • 渡良瀬幹線道路関連整備事業:1億6890万円
  • 産業団地整備事業:5億4514万2000円

これらの事業を通じて、道路の安全性向上や産業基盤の強化が図られる。

まとめ

みどり市の2025年度予算は、市政20周年を見据えた過去最大規模のものとなる。特に、大間々グラウンドのリニューアルや屋内遊び場の整備、小中学校のLED化推進など、地域住民の暮らしを豊かにする施策が充実している。今後の工事進捗にも注目したい。

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