群馬県みどり市で新たな産業団地の整備が進められることが決定しました。2024年3月26日に市が発表したもので、事業主体となる群馬県企業局が3月21日に事業化を決定。計画地はみどり市西鹿田地区で、約7.6ヘクタールの規模となります。
産業団地の概要とスケジュール
新しく整備される産業団地は「みどり西鹿田産業団地」という名称が予定されています。計画では2025年度から用地買収と測量設計業務が始まり、2026年度に造成工事に着手。分譲開始は2028年度を目指しています。具体的なスケジュールは以下の通りです。
- 2025年度:用地買収および測量設計開始
- 2026年度:造成工事着手、立地企業の選定開始
- 2028年度:分譲開始
この産業団地の総面積は約7.6ヘクタールで、そのうち約6.3ヘクタールが分譲予定地となります。
立地環境の魅力
「みどり西鹿田産業団地」は、北関東自動車道の太田藪塚ICから約7kmと、交通アクセスに優れた立地です。さらに、浸水想定区域外に位置し、地震・台風・降雪といった自然災害のリスクも比較的低いため、企業が安定して操業できる環境が整っています。
また、産業団地の東側には「西鹿田グリーンパーク」の計画地があり、周辺環境の整備も進められています。
期待される効果と誘致方針
みどり市の須藤昭男市長は、「新規産業団地整備の事業化が決定し、大変嬉しく思う。雇用拡大や地域産業の活性化に向け、さらに尽力していきたい」と述べています。
市としては、SDGs(持続可能な開発目標)に配慮した企業誘致を進める方針で、特に製造業の進出を希望しています。企業区画は2区画から4区画を予定しており、企業のニーズに応じたオーダーメイド方式を採用する計画です。
これまでの経緯
今回の事業化決定に至るまで、みどり市は長年にわたり産業団地の整備を計画してきました。
- 2022年度:群馬県の新規産業団地造成候補地に選定され、地権者交渉を開始
- 2023年度:農業振興地域の除外に向けた調整や地元説明会を実施
- 2024年7月:群馬県企業局に事業化を要望
- 2024年3月:事業化決定
まとめ
「みどり西鹿田産業団地」は、地域の雇用創出や税収増加を目的に計画された新たな産業拠点です。今後、2025年度から用地買収と測量設計が始まり、2026年度には造成工事が進められます。企業の誘致にも力を入れており、特に製造業を中心とした進出が期待されています。
群馬県内の建設業界においても注目のプロジェクトであり、今後の動向が期待されます。