【群馬 建設ニュース】神流町が2025年度当初予算を発表|庁舎改修や橋梁補修など地域整備を本格化

群馬 建設ニュース

群馬県の神流町では、2025年度の当初予算が発表され、町内のインフラ整備や行政サービス向上に向けた取り組みが本格化しています。今回の予算には、庁舎の改修工事や橋梁の補修、旧町民プールの解体工事など、多岐にわたる建設関連事業が盛り込まれています。

庁舎1階をリニューアルへ|保健福祉課を移設予定

神流町では、役場庁舎の機能性向上を目指し、1階部分のレイアウトを変更する改修工事を予定しています。現在2階にある「保健福祉課」を1階に移動させることで、高齢者や障がいのある方でもアクセスしやすい環境づくりを進めます。

この工事に関連して、改修工事費として2,000万円、設計業務委託料として1,000万円が予算に盛り込まれました。具体的なレイアウト変更の内容は、今後の設計段階で決定される予定です。

橋梁補修工事も進行|宝橋など町内3橋が対象

町内インフラの老朽化対策として、神流町は宝橋・大芝2号橋・久保沢橋の3つの橋で補修工事を実施予定です。いずれも伸縮装置などの経年劣化が課題となっており、安全性向上を目的とした工事が行われます。

また、今後の橋梁補修に向けて5橋程度の補修設計も実施し、計画的な整備が進められます。こうした取り組みは、地域住民の安心・安全な交通環境の維持につながります。

旧町民プールを解体|作業用道路も整備

利用が見込まれていない旧神流町町民プールについては、解体工事が計画されています。施設の再利用について検討されましたが、現実的な活用が難しいとの判断から、解体へと踏み切る形となりました。

ただし、プール解体の現場へアクセスするための道が非常に狭いため、作業用道路の新設工事も同時に実施されます。これら一連の工事には、合計で4,100万円の予算が組まれています。

その他の工事・調査費も予算化

このほかにも、神流町では以下の事業にも建設関連の予算を計上しています。

  • 町道麻生小平線の落石防護柵設置工事費:1,250万円
    →山間部での落石リスクに備えるため、安全対策を強化。
  • 地籍調査にかかる測量委託料:210万5,000円
    →土地の境界明確化や今後の土地活用を見据えた基礎調査。

神流町の2025年度予算全体について

神流町の一般会計当初予算は、総額28億8,000万円となり、前年よりも9,400万円(3.3%)の増額となりました。
ただし、建設関連事業の予算(普通建設事業費)は2億6,268万8,000円で、前年比7,406万5,000円(約21.9%)の減少となっています。これは一部事業の完了や見直しによる影響とみられます。


今後も群馬県内各地で進められる建設・整備事業の動きに注目が集まります。
本サイトでは、今後もこうした「群馬 建設ニュース」をわかりやすくお届けしてまいります。

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