【群馬 建設ニュース】榛東村が2025年度の当初予算を公表|道路改良や農業用水の整備など地域インフラの整備進む

群馬 建設ニュース

群馬県北群馬郡榛東村は、2025年度の当初予算を発表しました。今回の予算では、地域住民の暮らしに直結する道路の改良事業や農業用水設備の整備工事など、さまざまな建設関連事業が盛り込まれています。

村道堀之内5号線で改良舗装工事|1億円超を投じてインフラ整備

注目されているのは、村道堀之内5号線における改良舗装工事です。この工事には1億810万8000円の予算が確保されています。
この道路は、現在整備が進められている「防災中枢機能施設」との連携を目的として整備が進められます。

工事の内容としては、全長約393.3メートルの区間を舗装し、幅員も大幅に改善される予定です。

  • 施設の外周部分(延長180メートル)は、両側に歩道が設置され、幅10メートルの広々とした道路に。
  • 残りの210メートルは、片側(西側)のみ歩道が設置され、幅員は7.5メートルとなります。

これにより、歩行者の安全性向上や交通の利便性が高まることが期待されています。

農業用水管理事業にも重点投資|送水流量計や深井戸ポンプを更新

農業関連のインフラ整備にも力が入っています。
「農業用水管理事業」として、3659万円の工事費が計上されました。主な工事内容は以下の通りです。

  • 送水流量計の更新工事(長岡揚水機場、北部貯水池)
  • 深井戸ポンプの流量計更新工事(長岡揚水機場)
  • 送水管の布設工事(南部送水管)

これらの更新工事は、農業用水の安定供給に直結するもので、農業従事者にとっては非常に重要な施策となっています。

第3区コミュニティセンターの長寿命化改良工事も実施予定

地域の交流拠点である「第3区コミュニティセンター(長岡1097-1)」についても、長寿命化を目的とした改良工事が予定されています。
この施設は2000年に建設された鉄骨造の平屋建て(床面積207.36㎡)で、今回の改良では以下の点が検討されています。

  • 建物全体の長寿命化対策
  • トイレのバリアフリー化
  • 施設内のLED照明への更新

高齢者や小さなお子さんにも優しい施設として再整備される予定です。

その他の建設関連予算も充実|橋梁や道路維持にも配慮

今回の当初予算では、その他の建設事業として以下の工事費も盛り込まれています。

  • 橋梁維持事業工事費:1883万1000円
  • 道路維持事業工事費:1786万円
  • 橋梁維持事業設計などの委託料:1204万9000円

これらの取り組みにより、地域の交通インフラの老朽化対策や安全性向上が図られます。

一般会計予算は74億6800万円|前年比21.9%の減少

なお、榛東村全体の一般会計予算の総額は74億6800万円。これは前年と比較して21.9%の減少となっています。
また、建設事業にかかる「普通建設事業費」は8億7949万8000円で、こちらも前年比40.3%の減少となっています。

しかし、予算のメリハリを意識しながら、重点的に必要な公共インフラを整備する姿勢が見受けられます。


【まとめ】地域住民の暮らしを支える建設事業に注目

群馬県榛東村の2025年度当初予算では、道路整備・農業用水設備・公共施設の改良工事など、地域の安心・安全な暮らしを支えるための建設事業が着実に進められます。
「群馬 建設ニュース」としても注目したい取り組みです。

今後も地域インフラの整備状況や進捗について、随時お伝えしていきます。

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