【群馬 建設ニュース】昭和村が2025年度当初予算を公表|スポーツ施設のLED化や君河原橋の耐震補強を実施へ

群馬 建設ニュース

群馬県利根郡昭和村は、2025年度の当初予算案を発表しました。今回の予算には、スポーツ施設の照明設備のLED化君河原橋の耐震補強工事といった、地域の安全性・利便性を高めるための建設関連事業が盛り込まれています。

一般会計予算は50億円超に、建設関連事業も大幅拡充

2025年度の昭和村の一般会計予算は50億5,700万円となっており、前年度に比べて約6.96%の増加となりました。このうち、建設工事などに充てられる普通建設事業費は約7億8,026万8,000円で、こちらは前年度比で102.6%増と大幅な伸びを見せています。

地域のインフラ整備や施設の充実に向けて、さまざまな建設プロジェクトが計画されています。


スポーツ施設5カ所で照明をLEDに更新|省エネ・安全性向上を図る

注目される事業の一つが、スポーツ施設の照明LED化事業です。総事業費は約3億1,110万円を予定しています。対象となる施設は、村内にある屋内外のスポーツ施設5カ所です。

具体的には以下の施設でLED化が進められます:

  • 総合運動公園テニスコート(糸井地区)
  • 総合運動公園多目的グラウンド(糸井地区)
  • 総合運動公園野球場(糸井地区)
  • 屋内運動場(糸井地区)
  • 昭和中学校グラウンド(橡久保地区)

これらの施設は、地域住民の健康増進やスポーツ活動の拠点となっており、LED照明の導入により、夜間の視認性が向上するほか、電気代の削減や環境負荷の軽減も期待されています。
なお、2025年度は主に設計業務の委託を行い、詳細な計画を詰めていく段階となります。


君河原橋の耐震化工事がスタート|安全性向上を目指した複数年計画

もう一つの大きな取り組みが、森下地区にある君河原橋の耐震補強事業です。君河原橋は、橋の長さ240m・幅9.8mの大規模橋梁で、これまで本格的な耐震化は行われていませんでした。

今回の事業では、まず積算業務を委託し、2025年度分として工事費7,000万円を計上。今後の施工状況に応じて、橋台部分の補強工事を皮切りに、段階的に耐震工事が進められる予定です。

構造的には以下のような設計となっています:

  • 上部工:T桁橋構造、面積2,352㎡
  • 下部工:直接基礎、橋台2基、橋脚5基

この事業の設計業務は、前橋市のアコン測量設計が担当しています。地震災害への備えとして、地域の交通インフラの強化が進められます。


農業・林業・道路など他の建設関連事業も充実

2025年度の予算には、その他にも複数の建設関連事業が組み込まれています。具体的には以下のような事業が挙げられます。

  • 小規模農村整備事業(農作業道の整備など):村内4地区からの要望に応じて対応予定
  • 道路維持補修事業:1億3,909万円を計上。村内の道路補修や舗装の更新などを実施予定
  • 林業振興事業工事費:2,458万6,000円。森林資源の活用と環境保全を目的とした工事
  • 赤城山登山道工事費:418万円。登山者の安全確保や観光振興を目的とした整備

こうした事業は、昭和村の持続的な発展と住民の暮らしの質の向上に直結しています。


まとめ|群馬県昭和村の建設事業は今後も注目

今回の2025年度当初予算では、LED化・耐震補強・道路整備・農村振興・登山道整備といった、村の未来を見据えた幅広い建設事業が打ち出されました。

群馬県内の建設関連動向に注目している方にとっても、昭和村の取り組みは興味深い内容といえるでしょう。今後もこうした事業の進捗に注目です。

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